当院の特徴
鍼灸 兪楽治療院の特徴をご説明いたします。
安心・安全な施術環境
当院ではお客様に安心して施術を受けていただけるよう、以下のような取り組みを行っています。
・使い捨て鍼の使用徹底
・お肌の露出を最低限におさえた施術着
・男性鍼灸師と女性鍼灸師から施術担当者を選択可能
・プライバシーに配慮した個室施術室
・五感に心地よい施術空間の整備
また、お仕事で忙しい方のために、早朝や深夜など営業時間外にも施術可能(別料金)。
お客様が無理なく安心して施術を受けていただけるよう細心の注意を払っていますが、お気づきのことがあれば何でもご相談ください。全力で対応いたします。
当院での施術について
当院では「病気を直接治す」のではなく「お客様の自然治癒力を高める」ことに主眼を置いて施術を行っています。自然治癒力を高めるために、以下のような施術を行います。
・骨盤調整術
骨盤は腰や全身を支えている重要な部分であり、それゆえに身体に与える影響が大きい部位です。さまざまな体内エネルギーの通り道でもあります。
・鍼灸施術
鍼灸施術とは、身体を流れる「気血水」が流れにくい状態を正常化する施術です。流れが滞ると痛みが生じますから(止即痛)、すみやかに流れを修復しなければいけません。
鍼灸施術はよく「バスとバス停」に例えられます。乗客(気血水)を乗せたバスが、バス停(経穴)で乗降し、道路(経絡)ぞいを走っています。乗客をスムーズに運ぶために、うまく機能しなくなった道路やバス停を修復したり、事故現場を通らないように交通整理をしたりするのが、鍼灸の施術です。
施術は、以下のような流れで進みます。
①カウンセリング
初回のカウンセリングはたっぷり30分間行います。お悩みについての詳しい状況をヒアリングし、一緒に生活スタイルを見直していきましょう。2回目以降のカウンセリングでは、前回の施術の後でどのように身体が変化したのかをお聞きします。
②着替え
施術着に着替えていただきます。
お肌の露出を最小限におさえ、しかも患部にしっかり鍼を施術できるような施術着を使用しています。
③全身調整施術/骨盤調整(うつ伏せ)
腰は「月(ニクヅキ)」に「要(カナメ)」と書くように、身体の中心を表しています。腰を支えている骨盤がゆがんでいると、全身の不調を引き起こします。うつ伏せになっていただき、背腰部の状況を確認し、骨盤を中心に全身の筋骨の状態を整えます。
④全身調整施術/鍼灸
鍼灸施術は「望聞問切」、つまり「見る」「聞く」「嗅ぐ」「問う」「触る」ことでお客様の状態を把握します。そこから施術方法を決定し、鍼や灸を施術し、気血の調整をします。「急即治標、緩即治本」つまり「症状が急ならば症状が出ているところに、症状が緩やかならば根本原因にアプローチする」という方針で施術をしていきます。
⑤全身調整/骨盤調整
仕上げの調整を行い、身体を整えます。
⑥術後調整
施術効果を確認、もし調整が足りない場合は、鍼灸やマッサージで最終調整を行います。
⑦着替え
私服に着替えていただき、施術は終了です。
身体のつらさやその原因は、お客様の身体の状態や生活環境によって千差万別です。「この症状の時はこの施術が良い」というような施術は東洋医学においては行われません。
それゆえ当院では、お客様に合わせた施術方針をオーダーメイドで作成しています。
美容鍼灸について
当院ではつらさを改善する鍼灸の他に「美容鍼灸」の施術も行っています。
美しさの秘訣は、全身に滞りなくエネルギーが流れていることです。1990年にJudith LangloisとLori Roggmanによって「コミュニティにおいて最も平均的な容姿を持つものが『美しい』と評価される」ということが明らかにされました。言い方を変えれば「自分の身体を中庸の状態に整える」ことが、美しい女性に近づくための方法なのです。
東洋思想の「五行論」によれば、お肌や爪、髪を美しくするためには、五臓の状態を整える必要があります。それゆえ当院では、顔の施術の前に全身の調整を行います。
全身の調整が終わったら、表情筋を活性化させる施術を行います。仕事や日常生活で無表情でいることで慣れてしまうと、いきいきした素敵な自分を表現できなくなってしまいます。自分の感情や体内を表現できるようになれば、若々しい自分を取り戻すことができます!
身体のエネルギーや血の流れを改善することで、自然治癒力が高まり、さまざまお悩みが改善することがあります。
以下のようなお悩みがある方は、ぜひ美容鍼灸を試してみてください。
・しわ、たるみ
・にきび、にきび跡
・肌のくすみ
・むくみ
また、当院の美容鍼灸の施術は以下のような流れで行われます。
①カウンセリング
お客様のお悩み、ご要望をしっかりとヒアリングいたします。ささいなことも何でもお伝えください。
②着替え
施術着に着替えていただきます。お肌の露出を最低限におさえた施術着をご用意しています。
また、メイクをしてお越しになった場合、このタイミングでメイクを落としていただきます。メイク落としをご持参ください。
③全身調整施術
15分ほど、全身の調子を整える施術を行います。身体全体の気の流れをスムーズにすることが、美容の第一歩です。
④顔の鍼
すべての12個の経絡のうち、6個もの経絡が、顔に始まり顔に終わっています。経絡や経穴を意識し、表情筋をどのように活性化するか考えながら、丁寧に鍼をしていきます。
⑤フェイシャルマッサージ
施術の最後に、ハンドマッサージと天然石ローラーを用いて、顔のマッサージを行います。鍼によって血流が改善し上気した状態の身体を、ひんやりとした刺激でひきしめます。
⑥術後カウンセリング
施術前と比べてどう変わったかを確認し、今後の施術の頻度や目標、方法などの参考にいたします。
⑦着替え
私服に着替えていただき、施術は終了です。
不定愁訴について
不定愁訴とは、「原因を特定することができないが、さまざまな症状を認めるもの」です。ここでは、代表的な不定愁訴について、東洋医学的な考えをご紹介します。
肩こり
西洋医学では「肩こり」は病気としては認められていません。症状を緩和するために痛み止めや栄養剤を処方されたり、姿勢やストレス緩和についてのアドバイスを受けたりしますが、肩こり自体が病気ではない以上、診断としては「問題なし」という扱いを受け、症状を改善してもらうことはできません。
兪楽では、肩こりは「ゆでガエル」だと説明しています。「熱いお湯に入れるとカエルはすぐに飛び出しますが、水から徐々に温められると最後はゆだって死んでしまう」との同じで、「じわじわと負荷が重なり、筋肉が変質した状態」が肩こりなのです。鍼灸で筋肉を緩め、血流を呼び起こして老廃物を回収させることを意識します。
症状を改善するには時間と努力が必要ですが、生活習慣を改善して施術を繰り返していけば、肩こりは改善されます。
①風邪(フウジャ)、寒邪
季節の変化や外部環境の変化により、首や肩付近の気のめぐりが悪くなることで、肩がこることがございます。
②肝陽亢進
肝のうるおい不足から発生した「肝熱」が頭に達することで、肩がこることがございます。
③肝血虚
肝が弱ると、眼精疲労や病後の回復が遅くなり、肩に十分なエネルギーが送られなくなります。
④寒飲
胸に水分がたまってしまうと、それが背中やうなじに影響し、肩がこることがございます。
⑤気滞血瘀
ストレスによる肝の弱体化、長時間の無理な姿勢、外傷などにより、肩にエネルギーが停滞し、肩がこることがございます。
腰痛
「変形性脊椎症」など病名はさまざまですが、痛み止めと湿布では思ったように改善しないことがあり、手術も万能とは言えません。
兪楽では「腰痛は全身疲労の一症状だ」と説明しています。例外はありますが、全身疲労がベースとなり、身体の弱点である腰に症状が集中したと考えるのです。肩こりと同様「ゆでガエル」のようにじわじわと蓄積する痛みですから、鍼をすることで組織をゆるめ、血流を改善して疲労物質を回収させるイメージで施術を行います。
①気血阻滞
急に無理な動きをすると経絡が損傷することがあります。経絡が傷つくとエネルギーが流れにくくなってしまい、腰にエネルギーが行きわたらず、急性の腰痛が起きるとされています。
②寒湿
外が寒い、または湿度が高いと、脾、胃、腎などの内臓が弱くなり、その寒湿が下半身に停滞します。その結果、腰付近のエネルギーの流れが悪化し、慢性的な腰痛が起きるとされています。
③腎虚
腎が弱い体質の人は、そもそも寒や湿が下半身に停滞しやすく、慢性的な腰痛を起こしやすくなります。
冷え性
西洋医学において冷え性はたいてい「自律神経失調症」と判断され、自律神経のバランスが崩れていることが原因だとされます。そのため、精神安定剤や痛み止めが処方されます。
東洋医学では、血管が「ゴースト化」、つまり血流不全になっているのではないか、という話を耳にするようになりました。
兪楽では、「冷え性はデフレのようなものだ」と説明しています。血流が流れないことに身体が慣れてしまい、それが原因でさらに血流が流れなくなっていくのです。そのため「血流の量と速度を上げること」を目的とした施術を行います。