うつはどこまで病気なのか…? 抗うつ薬の副作用の連鎖が病を複雑化している
「薬に頼らないうつ消し呼吸」。この本の著者高橋徳先生は実は「新型コロナワクチンに警鐘を鳴らす医師と議員の会」の代表で、国内の医師や議員450人を集めて嘆願書を提出した人。結構気骨の感じられる医師です。
この本の中で指摘されていることが衝撃的です。うつ急増の分岐点1999年に何が起こったか…。SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)という薬が発売になり、「うつは心のかぜ」というキャンペーンが行われたんだそうです。つまり新しい薬ができて、「治ります」といったら10年で患者が倍に増えて、治るどころか薬漬けになる人の割合が半端ない。しかもボーッとしながらも鋭い目つきの人がとても多いんだとか。く
そもそも気分は陰陽消長で波うつものだし、陰陽転化で極めれば山や谷をうって反転するもの。長い目でみれば病気でない人にまで薬を飲ませてかえってややこしいことにしてるように思えてなりません。
この書籍の中で徳先生が指摘されていますが、薬が効いていない時の医師の選択肢が目から鱗です。
まずは①薬を増やす。そして②同じタイプの別の薬に替える。それでもダメだと③診断を変えて、それに合わせた薬を処方する。しかも多くの精神科医は、薬を替える際に以前飲んでいた薬に加えて処方することもあって、というのは薬の副作用での症状という認識ではなく、別の病気の症状が現れたという認識をすることが多いため、薬が増えて、副作用が錯綜して病態の把握がどんどん難しくなるそうです。
そもそも原因が明確でない、バランス調整不良のような病態を、薬という一方向に調整するもので調整すること自体難しい…のはよく考えればわかりますよね。
医師も製薬会社の人も個別には悪い人はいないし、病を治し、命を救おうと使命感に突き動かされている人が多いとは思うのですが、会社組織や業界といった組織になると必ずしもそうはなっていないんです。何も考えていない人もいるし、考える余裕のない人も多い。 そういう意味では、鍼灸師も一緒なのかもしれませんね。他山の医師(石)だな。