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サボるとあとから仇をとられる…。和式トイレの復讐

「少しくらい痛くたって、我慢して歩かなきゃ歩けなくなる…」

よく気丈なお年寄りたちがこう言います。我慢にもいろいろあるので、100%正しいとも言えませんが、「ストレスが人を育てる」ということからしても、私はこの主張の肯定派です。

「腰や膝の痛みの原因はウォシュレットなんじゃないか…。」

別に科学的な根拠があって言っているわけではありませんが、キャッチーでもあるので、最近よく説明の時にこんな導入をします。

少し前は用を足す際に和式トイレに数分しゃがむ習慣がありましたよね。ここ30年くらいの間にウォシュレットが普及し、この生活様式が変わってしまいました。初めてお尻に水流があたったときには「おうっ!?」となったものでしたが、清潔を愛する日本人としては非常に心地良い…。最近では公衆トイレにまで普及しています。でもこの変化は、ただですら畳の生活から椅子の生活に変わることで減少していた、しゃがんだり、正座したりで腰や膝を曲げ伸ばす回数の減少に拍車をかけました。体としては楽になった分、あとから腰痛や膝痛が発症しているのではないでしょうか。サボった結果、仇をとられているんです。

でも今更昔のスタイルにもどせないですよね。もはや和式のトイレでは用を足せないほど膝や腰が悪くなっている人がたくさんいらっしゃいます。口々に「洋式トイレでよかった~」と言っている始末…。本当は順番が逆なんですよね。

兪楽では、鍼を使って痛みを取ることはしますが、生活習慣までは治せない。なのでトイレの話をしながら、生活の中に「和式トイレのポーズ」を取り入れてもらえるよう、ストレッチ指導をしています。最近「したつもりで実はしてない」ことを「エア〇〇」というらしい。TBSの某キャスターが「エア離婚」などというちょっと賛同しかねる言葉を吐いているようですが、その流れでいうと、「エアうんこ」…。下痢気味の時にはお勧めできませんが、朝起きた時など特にお勧めです。腰痛や膝痛の予防策として活用していただけたらと思います。

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